Lyric

計った時間のバスが

来るはずの時間になっても来ないから

違うと分かっていても

自分のせいのように思ってしまう

ここまで歩いてきた

足跡の数を数えて

ふと辿って行きたくなっている

そんなことできるはずないのにさ

今思いが募った顔に向けて

左手を伸ばした

誰も見れない落ちる前の

一粒のカケラをそっと拾って

スッと冷たい風が通り抜けてった

止まった景色の中

桜散る目の前に今バスが来た

考えすぎなんだろな

乗り込んだバスの中で思うから

辛くならないように

イヤホンで心の中を閉ざしてく

お気に入りの音楽も

どうやって聴けばいいのか分からないから

行き先も分からない

人達とただ揺られて行く

目的は知ってるけど

どう辿って行くのだろうか

選んできた道のりさえも

正しかったのかすら分からないまま

ふとしたとき考えすぎてしまう

ここに生きる意味を

いつか絶対辿り着く

生まれながらの下り坂を下って

ずっと心から消えてなくなっていかない

あの時の後悔

桜咲く窓の外にそっと想い寄せて

ふとしたとき考えすぎてしまう

ここに生きる意味を

誰も知らない一人だけの

生まれながらのくだり坂をくだってく

スッと冷たい風が通り抜けてった

揺れる景色の中

桜舞うドアの向こうに続く

それぞれの道

誰もがみんな

それぞれの悲しみを抱いて

何食わぬ顔で歩いてく

いつか訪れるその日まで

明日またねって

語りかけたような遠ざかる背中

考えすぎなんだろうけど

それでもいいよな

桜散る次の季節にまた

想い寄せて