歌詞

初めて故郷に背を向けた

草も土もない 冷たいアスファルトで

わたしは何を見つけられるのだろう

不安の渦でうずくまって

右も左も分からなくなるんじゃないかって

だけど前を向いて歩いてゆく

「さよなら」言わずに歩き出した理由なんて

１つしかないでしょ 帰る場所が欲しいから

ただ少し ほんの少し

離れた故郷を思うだけで涙が地面を潤してゆく

壊れた心はどうやって癒すの

考えれば考えるほど あなたの顔を思いだすの

だけど振り返るなと背を向けた

あの日の小さなわたしの背中を押してくれたのだから

歩いてゆくことがわたしから

あなたへ捧げる精一杯の思いなの

「さよなら」言わずに歩き出した理由なんて

１つしかないでしょ 帰る場所が欲しいから

ただ少し ほんの少し

離れた故郷を思うだけで涙が地面を潤してゆく

広い世界で生きてゆくから

あなたに会いたいと思う日が来るはず

そのとき両手を広げて抱きしめてくれるように

今は進むの 強く進むの

「さよなら」言わずに歩き出した理由なんて

１つしかないでしょ 帰る場所が欲しいから

「ありがとう」「ありがとう」そしてまた「ありがとう」を

繰り返し呟き涙は枯れることを知らない

それでも明日にはその涙で花は咲き

冷たいアスファルトはわたしに微笑みかける