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この曲は、ある秋の日の記憶からインスピレーションを得て生まれました。
誰にでも、心に深く刻まれている「特別な秋の日」があるのではないでしょうか。私にとっては、石畳の続く街角で過ごした、あの午後の光景でした。
時として、最も大切な想いは言葉にならないものです。むしろ、街角に流れる風の音、コーヒーカップから立ち上る香り、夕暮れに染まる空の色...そんな何気ない瞬間の中に、私たちの気持ちは確かに宿っているのだと思います。
この曲を書く中で大切にしたのは、「別れ」を描きながらも、決して後悔や悲しみだけに終わらせないことでした。出会えた奇跡への感謝、そして未来への静かな希望—。この二つの感情を、秋という季節の中で自然に表現できればと考えました。
琥珀色の木漏れ日に包まれた午後、テーブルを挟んで交わした視線、そして別れの日の夕焼け。そんな一つ一つの情景が、誰かの心の中にある大切な記憶と重なり合えばいいなと思います。
この曲が、聴いてくださる皆さんの心の中で、優しい光となって響き続けることを願っています。

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