Lyric

商店街を歩いた先に 二階建てのアパートがある

部屋もそんなに広くないけれど 二人で暮らすには充分だったのさ

君の作るカレーの匂いに つられて僕は小走りで帰る

セブンで買った二つのプリンを持って 君のもとへ帰るよ

陽のあたりのいい部屋

二人ここで過ごした日々

君と僕が肩を寄せた

あの時間は幻じゃなくて

今を確かに生きていた

陽のあたりのいい部屋

二人ここで過ごした日々

当たり前ではなかったこと

何気なく過ぎていった時間や

そして君がここにいたこと

些細なことでケンカをしたり 小さな喜びを分かち合えたり

形のない幸せを追い求めた あの日々はもう戻らない

陽のあたりのいい部屋

二人ここで過ごした日々

雨の夜は肩を抱いて

深く深く君を感じながら

朝を待っていたのさ

陽のあたりのいい部屋

二人ここで過ごした日々

朝の光が部屋を照らす

木々に残る昨日の雨露が

ベランダに落ちてゆく

お互いの嫌な部分も 見えたくない部分もあるものさ

だけど僕には帰る場所が ここにしか ここにしかないのです

陽のあたりのいい部屋

今もここで過ごす僕

だけど君はどこかの町で 過ごしている…

陽のあたりのいい部屋

一人ここで過ごす僕

君にずっと言えなかったこと

短い間のことだったけれど

心からありがとう

これからも身体に気を付けて

どうかお幸せにね