びきがたり集~したごころを、君に編~のジャケット写真

歌詞

グレープフルーツ・ムーン

吉永響

丘の公園でなにもない しょっぱい日々を食べつくして

濡れた芝生の上転げまわっていた

あの日二人で交わした なんてことない約束が

満月の夜の波にのまれていった

いつもとなりにいたはずの君の姿が

トンネルの向こう側

暗がりに見えなくなった

いつか君のいるところまでたどりついた時は

もう一度あの頃みたいに笑えるかな

君の言葉が街に吹く風にそよいで

耳元で消えたグレープフルーツ・ムーン

長い坂道ふたり乗り自転車でギアを上げて

君の笑い声へばりついたまま

抗うことを青春と履き違えたまま僕は

大人になれないまま大人になったのさ

いつもとなりにいたはずの君の姿が

部屋の窓をノックして霞んでいった

もう戻らない日々の中 ふたりでかき集めた

色褪せたガラクタはまだ箱の中

月の明かりだけを頼りに探していた

あの日想い出すグレープフルーツ・ムーン

いつもとなりにいたはずの君の姿が

トンネルの向こう側

暗がりに見えなくなった

いつか君のいるところまでたどりついた時は

もう一度あの頃みたいに笑えるかな

君の言葉が街に吹く風にそよいで

耳元で消えたグレープフルーツ・ムーン

もしも願いがひとつだけ 叶えられるのなら

もう一度あの頃みたいに笑いたい

君の言葉は今も 遠くから聞こえるんだ

苦くて甘いグレープフルーツ・ムーン

  • 作詞者

    吉永響

  • 作曲者

    吉永響

  • レコーディングエンジニア

    波多腰英晴

  • ミキシングエンジニア

    波多腰英晴

  • マスタリングエンジニア

    波多腰英晴

  • ギター

    吉永響

  • ボーカル

    吉永響

  • ハーモニカ

    吉永響

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