

少しだけ風が冷たくて
いつもより歩くのがゆっくりになる
街角にふわりと香った金木犀
ふいに足を止めた
なんでもない日々の中に
君がいた季節が ふと蘇る
あれから何度
秋を越えたんだろう
思い出だけ
色褪せないまま
空が高くなるころに
名前も呼べずにいた君を
ひとり想うことすらも
少しずつ
やさしくなってきた
金木犀が揺れている
あの時の笑顔を連れて
声には出せない気持ちを
ただ風に まかせてみるよ
今年もまた季節が巡り
同じ場所に 同じ香りがして
だけど隣に君はいない
それだけが 変わってしまった
ポケットの中の手の平が
少しだけ 寂しがってる
ありふれた夕暮れなのに
なぜこんなに
心が騒ぐんだろう
空が高くなるころに
言えなかった言葉が浮かぶ
「元気でいてね」それだけ
今なら ちゃんと伝えられる
金木犀が香るたび
切なさと優しさが混ざる
この気持ちも 季節とともに
少しずつ
変わっていけるかな
空が高くなる夕方に
ただ深呼吸をしてみた
新しい風が頬を撫でる
少しだけ 前を向けた気がした
- 作詞者
佳
- 作曲者
佳
- プロデューサー
佳
- その他の楽器
佳

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空が高くなるころに
佳
アーティスト情報
佳
佳(Kei)は、Lo-fi、オルタナティブロック、インディーポップを軸に活動する音楽アーティスト。 透明感のある言葉選びと、どこか懐かしさを感じさせる風景描写を特徴とし、日常の中にある小さな感情や記憶の揺らぎを音楽へと落とし込む。思わず口ずさみたくなるメロディと、聴き終えた後も残り続ける余韻を大切にした楽曲を制作している。 エレクトロニカ、オルタナティブロック、ドリームポップの影響を受けたサウンドと繊細な歌詞表現が持ち味。AIを創作パートナーとして取り入れながら、自身ならではの音楽表現を追求している。
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