歌詞

猫　猫　野良　野良　野良猫

媚び売らず　縛られず

またたび咥えて東西南北

流浪が落ちた猫恋路

猫　猫　野良　野良　野良猫

辿り着いた城下町

日も暮れ賑わい　酔いにゆだねて

猫肌求めてフラフラと

杏子に彩る遊郭を

一筋　照らす　おぼろ月

艶のある毛並　惑わす瞳

一輪の花　野良猫の恋

あの城下の宿場で待っていて

猫恋道中膝栗毛

お前の全部が知りたくて

盛りのついた猫が鳴く

猫　猫　遊郭　飼い猫

遊女の首輪は外されぬ

あの日出会った野良の殿方

猫混み影を探してた

一夜(ひとよ)の幻想だと知っていても

交わり頬を染めた

誰にも言えぬ春の秘めごと

湖上の桜　飼い猫の恋

あの城下の宿場で待ってるわ

花魁(おいらん)道中膝栗毛

あなたの事でいっぱいで

尾を上げた客が　爪立てる

城下の宿場で待っていて

猫恋道中膝栗毛

お前の全部奪いたくて

流浪の野良猫　爪を噛む

「三日月の夜に待っていて

お前を連れ出すから」

手紙の中に記されてた

想いに　心は揺れる

あの城下の宿場で待っていて

猫恋道中膝栗毛

お前の全部が知りたくて

盛りのついた猫が鳴く

三途の川で待ってるわ

花魁道中膝栗毛

首輪は外せぬ

あの世で会いましょう

三日月眼の猫が泣く

月を眺めて猫が泣く