歌詞

あなたが忘れた黒い猫の話

「誰かが作った夢ならそれでもいいからさ。」

六月、向こう見ず

七月、不幸を見る

「夢から覚めたら私は生きれないの？生きていたいよ！」

私が見た世界をくだらないと言って笑うあなたが見た世界はどれほど美しかったの？

吊るされた人の声に鼓膜を食い破られてしまった哀れだ

間違うほど、遠くなるほど、かつてのあなたではなくなって

色彩だけ忘れないようにいつか捨てた自転車に乗りたい、あるはずもないのに

執拗に掻きむしるのは傷跡隠すため

視界が揺れるのはきっと血を求めているからだろうなぁ

七月、不幸見てから失ったものだけを数えた

「夢から覚めたら私は生きれないの？生きていたいのに。」

あなたが見た世界で群れを成す子供と遊ぶ私の居た世界は確かに美しかったよ

吊るされた人の声が鼓膜を食い破る前にはもう戻れないよ

間違うほど、遠くなるほど、かつてのあなたではなくなって

色彩など消えてしまえばいつか捨てた自転車さえ、青い日の記憶も

間違ったこと、許さないこと、叫びは誰にも聴こえなくて

色彩だけ忘れないようにいつか捨てた自転車に乗りたい、あるはずもないのに

執拗に掻きむしるのは傷跡隠すため

視界が揺れるのはきっと血を見てみたいから

「私が望むのはあなたの不幸だけ」

そう願ってしまうのはきっと私が弱いからだろうなぁ