Lyric

確かにここにあったはずなんだよ

何もなかったわけじゃないのに

塞ぎたくなる声が悪気もなく入り浸る

今すぐに追い出してしまいたかった

何食わぬ顔で聞き過ごした

本当はそうでもなくって

押し寄せる波に飲み込まれないように

堪えていた

汗ばんだ手のひらが思ってたより

冷たくなっていたんだ

揺れる感情の分岐点で

湧き出てくる数知れない

言葉をかき消してまた現れて

キリがないな

無力感に苛まれている

押し返すことも出来なかった

そのうちに何もかもが面倒臭くなって

ここで突っ立っている

息をするのにさえも力が入れられなくて

ここから逃げ出してしまいたかった

まだ低い陽射しを浴びながら

思ってもいないような言葉の羅列だけを

唱えている始末だ

無下にされていた今日までの

打ち明けられないわだかまりを

吐き出したくて溢れそうなのに

声が出てこないな

昨日置いていったはずの弱さが

まだ身体に染み付いていて

明日までには落とせそうにもないからさ

とりあえず目をつぶった

代わる代わる変わっていくように見えて

まだぐるぐる回っている

ああ、馬鹿馬鹿しいよなとまた呟いた

揺れる感情の分岐点で

湧き出てくる数知れない

言葉をかき消してまた現れて

キリがないな

無力感に苛まれている

押し返すことも出来なかった

そのうちに何もかもが面倒臭くなって

ここで突っ立っている