Lyric

きみのせいだよ

世界から色が消えて

まるで深海を泳ぐ　暗闇の魚

きみのせいだよ

この夜だけはぼくらを

守るはずだった　踊りたかった

ガラスの中　ゆらり睨んでいた

きみの眼　気付いたのは

すべて揃ってしまったから

きみのせいだよ

世界から光も消したのは

まるで他人事みたい

目を背けないで

しかたないから

深海魚のぼくは

誰にも見つからずに　息をする

ぼくの鎧は　きみの一撃で粉々

赦されるくらいなら　ぼくはきみを

うそだよ　わらいなよ

ぼくのせいかな

不甲斐ないぼくの隙

深く身を潜めるほかないな

ほら　また

きみのせいだよ

世界から色も音も光も

奪った罰だけは　流さないで

ぼくの涙や祈りや歌ならば

届くはずだと驕ったぼくだけが

いま　うたって　つくって

わらっている

きみのせいだな

そこには愛などない

冷たい人だとか

蔑まれたとしても

しかたないよな

深海魚のぼくは

誰にも見つからずに　息をする

きみのせいだよ

きみのせいだよ