歌詞

手元に無いもの数えて

目の前に無いもの見つめて

今閉じたばかりの

携帯に手が伸びてた

水色とパープルオレンジの

四角形を行ったり来たり

スクロールする指

止まること知らず

バッテリーの残量で

やっと我に返る

「もっとお金があったら」

「こんな風に生きていければ」

欲しかったものってなんだっけ

憧れをこじつけて

Stayしたまま

1ミリも変わらない

誰にも出来ない

こたえあわせ

人は自分しか

生きられない

Stayしたまま

一歩も踏み出せない

秒針はいつも

変わらずに

僕の横で

ティックタック

あの日手放したあの娘も

辞めてきた会社も

空にまっすぐに

伸びた飛行機雲

見上げて考えていた

「何が正解で何が不正解？」

それはまるで

割れたステンドグラスのように

いびつな形

戻ることない

ただ光って

痛いって

でも未来へ輝いて

「もっと時間があったら」

「あの日もっとこうしていれば」

答えなんて

あるはずないのに

てかこれが答えなはずなのに

疲弊したまま

ちっとも定まらない

こんなはずじゃなかっただなんて

そこに見えてたのは蜃気楼

無責任だな

現れては消えて

秒針は今日も

変わらずに

僕の部屋で

ティックタック

不安だらけの日常に

後悔を募らせて

気付いたら何も

残ってなかった

なんてことには

ならないように

Stayしたまま

1ミリも変わらない

誰にも出来ない

こたえあわせ

人は自分しか

生きられない

捨ててしまった

選択もあるけど

巻き戻ることない時の中で

僕らは今しか生きられない

受け入れるんだ

過ちも未来も

秒針はいつか

踏み出した

僕のために

ティックタック