Lyric

「ただいま」が響く家の中は

小さな僕には広過ぎる

台所にあるテーブルで

僕を出迎える金平糖

今日のおやつは何だろう

夕食まではもたないから

世界未来過去への旅行記の

そのお供には金平糖

寂しいとか悲しいとか

言えなかったわけじゃない

いつだって比にならない

愛情を背負ってた その身体一つで

色とりどりの金平糖

あなたの色んな表情が

笑ったり 泣いたり

怒ったりしながら

いつも近くで見守ってた

突然の雨に降られた日も

家の中には乾いたタオル

「手洗いうがいは忘れずに」

切らす事のない泡のソープ

誰かが言う正しさに

押し潰されそうな日も

「ごめんね」と笑っていた

あなたのその強さは

当たり前じゃない

大切なことはいつもそう

後から遅れて気づくんだ

どれほどの想いに

満たされていただろう

「幸せ」という日々の中で

色とりどりの金平糖

赤白黄色あなたと僕も

世界に一つの色で描いてきた

消える事のないあなたの愛で

色とりどりの金平糖

あなたの色んな表情が

笑ったり 泣いたり

怒ったりしながら

いつも近くで見守ってた

見守ってる