歌詞

行ってないけど海

行ったつもりでごめん

就活に追われて

無理するの慣れたよ

君が飲んでたチョコレートクランチ

疲れたぼくには麦茶がしみたんだ

ひぐらしの声が 夏に霞かける

こわれたビーサン

うるさいモスキート

網戸の向こうに 黒い髪が過ぎる

夕焼け見つめ 寂しげなひまわり

流しそうめんでも夏バテに勝てない

盆踊りの輪から外れて休みたい

甲子園には 汗と涙溢れ

眩しくてぼくは 片目を閉じたんだ

まだ胸に残る 暑い日射し避けて

佇む君の 儚い微笑みも

夜が涼しくて 夏が思い出に

遠くには花火 自転車走らせた

まるでゲリラ豪雨 刹那的な勝負

水族館で出会った臆病なサメのよう

鈴虫の声が 夏に終わり告げる

きっとさよなら 口は閉じたままで

朝はまだ来ない 夏は夢の中に

目を開いても 見えない君の姿