Lyric

振り返りもせず

人波を抜け出し

闊歩する靴音は

じっとり湿っている

風の丘で夢見た

色とりどりの街探し

微笑みも見えせずに

他人の顔も忘れ

着飾ったあなたの

髪は濡れたまま

風の丘で夢見た

場所は青い空なのに

千代田線に乗って

わたしどこへ行くの

誰かに会いたい

そんな気分じゃない

千代田線に揺られ

わたし目を閉じるの

どこか行きたいような

場所もないから

思い出しましょう

生まれし場所の匂い

裸で丘に立ち

髪を風に揺らす

両手広げ　声上げて

見上げ続けた夏の日を

千代田線を降りて

わたし行くのよ

どこでもいいから

高台へ駆け登るの

千代田線にお別れ

はぐれ者になるの

ただただ欲しいのは

乾いた風を　青く。

ららららららら

歌いながらゆくの

ご一緒しませんか

千代田線を降りて