拝啓、母へのジャケット写真

歌詞

拝啓、母へ

SomAtic

生きているのか 定かじゃない夜

僕の存在すら 誰も知らないの?

僕が見えてますか?と冗談

混じりで聞いてみる周囲の応答

「いま話してるじゃん」と笑う友達

論理じゃ越えられない思考の壁

答え探すほど落ちる深みへ

重いカメラを取り出し外へ

ファインダー越しに見つめる月

暗闇の部屋で ひとり問いかける

誰も僕の存在を 証明できないなら

遠い空へ 届けてみたいんだ

手のひらに残る レンズの重さだけが

今の僕を 繋ぎ止めている

暗がりの中で 息を殺す

誰もいない部屋に ひとり佇む

静寂を切り裂く シャッターが響く

誰も触れられない 僕の孤独

解けない問いに 試みる解読

叫んでみても 答えは遠く

ファインダー越しに見つめる月

暗闇の部屋で ひとり問いかける

誰も僕の存在を 証明できないなら

遠い空へ 届けてみたいんだ

手のひらに残る レンズの重さだけが

今の僕を 繋ぎ止めている

合わせるフォーカスは 月の人

地球がダメなら 彼らに届いてと

交信は叶わない静かな夜空

ふと思い出す 母の好きなコトだ

何ヶ月ぶりだろ 夜空を切り取り

言葉はいらない 僕のメッセージ

遠い空から 届いた光

あなたが好きだった 月を切り取って

言葉にならなかった 心の叫びを

静かに 画面の向こうへ放つよ

届いたしるし 胸の結び目ほどける

僕をこの世に 産んでくれたひと

写真を見る その笑顔だけでいい

難解な論理なんて いらなかった

あなたが想ってくれること

それ以上の 証明なんて ないんだ

拝啓、母へ

僕は今日も 確かに生きているよ

あなたがくれたこの命で

あの月を 見上げながら

  • 作詞者

    SomAtic

  • 作曲者

    SomAtic

  • プロデューサー

    SomAtic

  • ソングライター

    SomAtic

  • リミックス元のアーティスト

    SomAtic

拝啓、母へのジャケット写真

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    拝啓、母へ

    SomAtic

「自分がここにいる意味とは何か」——孤独の暗闇の中で、自らの存在すら確かでなくなった夜。哲学や論理(ロジック)でいくら問いを重ねても辿り着けなかった答えは、暗い部屋の窓辺から見上げた月と、ファインダー越しに収めた一枚の写真の中にありました。
言葉もなく画面越しに送った月影。それに灯る、確かな「届いた印」。自分をこの世に産み落としてくれた母が、その写真を嬉しそうに眺めているというただそれだけの事実が、何よりも強く自らの存在を証明してくれることに気づきます。
洗練されたネオソウルの静謐な情景から、胸の鼓動のように疾走するドラムンベースへと展開するエモーショナルなトラック。内省的なラップと澄み渡るボーカルラインが、深い孤独を抱えるすべての人々の心へ、優しく温かな光を届けます。

アーティスト情報

  • SomAtic

    ギリシャ語で「身体」を意味するその名は、表現者としての彼の原点である。日々、臨床の現場で数多の「身体(いのち)」と真摯に向き合う医師、SomAtic。 生と死、葛藤と再生。極限の人間模様を見つめ続ける中で、彼自身の身体の奥底から静かに、しかし力強く溢れ出た「言葉」が、一つの作品として形を成す。緻密に編み上げられた、生命の鼓動と共鳴する洗練されたサウンド。そこにあるのは、単なる感情の吐露ではない。医学的な視点と芸術的な感性が交差する場所で紡がれた、生命への深い洞察と慈しみである。医師として、そして一人の表現者として。 SomAticは、聴く者の心に寄り添い、日常の淵に微かな、しかし消えない光を灯し続ける。

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