

「歯車になるために 生まれて来たんじゃない!」
油が切れてギシギシ 音立てる悲しい夕暮れ
酒で慰めた心 悲鳴を上げ始め
記憶が消えるまで飲んで 明日のベッドへ飛んでゆく
食べるために生きて 増えつづける脂肪
快楽と後悔の繰り返し 心がすり減ってゆく
街の中にひとり 立ち止まったけれども
芝居がかった自分から 走って逃げ出した
希望を持つ回路が 壊れてしまった朝に
ネクタイで首を絞め 満員電車を待っている
この世界が誰かの 悪ふざけに思えてきて
そこから逃げる方法を もがき続けている
「誰が正しいかもうわからない!」 きっと誰もが正しくて
誰もが確実に やっぱり間違えている
街の中にひとり 立ち止まったけれども
はしゃいで歩く人々 悲しそうに見える
今日もあちらこちらで 今もあちらこちらで
はしゃいで歩く人々 苦しそうに見える
- 作詞者
岡本哲郎
- 作曲者
岡本哲郎

岡本哲郎 の“歯車”を
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