その時は急にやってくるもの 何でもない朝にやってくるもの
目覚ましのアラームに潜んだ音 寝起きの珈琲に混ざった色
季節の匂いを教えてくれたこと 日常の形を変えてくれたこと
顔の見えない忘れられない人 思い出す日々は、そう
心地が良くて寝過ごしていたんだ
胸の中に仕舞っておけたなら ふたり傷付かずに時が過ぎるのに
告げることでしか終わらない物語 次の駅でなら降りられる気がするんだよ
発車時刻は調べていなくて 電車に乗り込んだのは偶然で
どこかの駅から乗り合った君が居て 話すたび笑う顔は、そう
君はどこかの駅で降りていって 窓の外では景色が巡って
過ぎた季節の数を数えて 気が付いた時には、そう
僕ひとりだけ残っていたんだ
花びらも凍る季節の町の果て 全身で気持ちを伝えることすらできないんだな
短い言葉を送るその瞬間には どうやって心を守るかを考えていた
今日のことは僕だけが憶えていたらいいのにな
胸の中に仕舞っておけたなら 誰も傷付かずに時が過ぎたのに
告げることでしか終われない物語 夏のような君を忘れていくんだよ
- 作詞
カツラベ
- 作曲
カツラベ
カツラベ の“夏忘レ駅”を
音楽配信サービスで聴く
ストリーミング / ダウンロード
- ⚫︎
夏忘レ駅
カツラベ