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歌詞

白昼に押し入る

海朋森

05 白昼に押し入る

白昼に押し入ることは 夜に潜り込むことより難しい

光があなたの鈍い頭をくすぐる

この日 あなたは残酷な人間になってはいけない

街行く人は 遠い昔からの情熱を保っている

白昼は自らを日光に差し出すことを意味する

日光はあなたを彼らの世界に連れて行くかもしれない

その世界は彼らの心の内の世界とは限らない

だけど、それが何なの?

結局 セメントと蝉しぐれの共存世界なんです!

―結局 どんな共存世界なのだろう?

街行く人は 遠い昔からの困難を保っている

あなたたちの上手な心臓の鼓動も とても遠い昔からのもの

「少なくとも残忍な人間にはならないで」 あなたは警告してくれる

「あなたたちの自由は指折り数えられるものなの!」

柳の木の間 蓮池のほとり 稲妻の下 ああ神さま!

彼らの傲慢を蔑視する―そして蔑視される

05 撞进白昼

撞进白昼比滑进夜晚来得困难

光线使你迟钝的头颅开始发痒

在这一天你绝对不想做一个残忍的人

街上的人都还保存着来自很久以前的热忱

白昼意味着把自己交给光线

而光线也许会带你进入他们的世界

那并不一定是他们内心的世界

但又有什么问题呢?

这毕竟是一个水泥、蝉鸣的共同世界!

——这究竟是一个怎样的共同世界?

街上的人都还保存着来自很久以前的困难

你们巧妙的心跳也来自于很久、很久以前

“至少别做一个残忍的人,”你提醒

“你们的自由屈指可数!”

在柳树间,在荷塘边,在闪电下,天呐!

蔑视他们的骄傲——被蔑视

05 Crashing into Daylight

Crashing into daylight is harder than slipping into the night

The light tingles your sullen head

On this day you refuse to be cruel

While people in the streets maintain their ancient excitement

Being in daylight means handing yourself over to the light

And the light might bring you into the worlds of others

These won’t necessarily be their inner worlds

But does it matter?

This is after all a shared world of cement and cicada buzz

––– what kind of a shared world is this?

People in the streets maintain their ancient predicament

Your delicate heartbeats are also from a long, long time ago

‘At least do not be cruel’, you warn

‘your freedoms can be counted on the fingers of one hand!’

Among the willows, beside the lotus pond, beneath the thunderbolts, oh heavens!

Despise their pride, and be despised

  • 作詞

    チェン・シージャン

  • 作曲

    チェン・シージャン

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四川省の成都出身、男女5人組のバンド「ハイパーソン」の3枚目となる最新アルバムを日本限定発売。ベルリンのハンザスタジオでレコーディングを敢行し、2020年夏に中国で発売して以来、ライブツアーチケットが入手困難になるなど中国で最も注目を集める若手バンドの一つ。ボーカルのチェン・シージャンが放つ文学的な歌詞と、バンドメンバーによる緻密なアンサンブルが織りなすサウンドは、海を超えて世界に羽ばたくに違いない。

アーティスト情報

  • 海朋森

    音楽レーベルMaybe Mars所属。 2015年にデビューアルバムをリリースし、その後ヨーロッパツアーも果たす。ベルリンのハンザスタジオでレコーディングを敢行した「成長小説」を2020年の夏にリリース。ボーカルのチェン・シージャンが放つ文学的な歌詞と、バンドメンバーによる緻密なアンサンブルが織りなすサウンドは、海を超えて世界に羽ばたくに違いない。 <コメント> 初めてこのアルバムを聴いたときは衝撃を受けた。中国にこんなにもクールなロックバンドがいたのかと。何より、バンドアンサンブルが素晴らしい。 日本語の対訳歌詞はボーカルのチェン・シージャンと共に推敲を重ねたもので、彼女の高い文学性を日本語でも再現することができた。 喜多直人 (PANDA RECORD)

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