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歌詞

沈黙の魚

Salia

カーテン越しに月の光が部屋を満たして

狭い世界 水槽の中 私一人ぼっち 

遠ざかる水面に移りこんだ光は

いつかの二人の淡い残像

この手でさらえば歪んで消える

それなら このまま 沈んでいけ 

口を開けば溺れてしまうから

閉ざしたままで物言わぬ魚になろう

エサもない 酸素もない 愛もない

飼い殺しにされる私

囚われた心をどうしてくれよう?

誰か壁を外から叩き割ってよ

終わりが来るなら最期くらいは

自分で幕を下ろしたいわ 

青白く浮かんでは消える 液晶画面

繰り返す点灯の中 私一人ぼっち 

横たわる体が熱を失ってゆく

記憶のかけらを置き去りにして

この手で触れば傷つくこと

わかってそれでも振り切れないまま 

思い出すたびにすがってしまうから

光も届かない底でただ泣いてるだけ

冷たく濁ってゆく水の中

もがき続けている私

焦がれる心をどうしてくれよう?

いっそこの身を全て燃やし尽くしてよ 

貴方の声が聞こえない場所で

せめて静かに眠りたいわ 

力なく浮かんだ私の体を

見下ろしたその眼には何も映ってはいなかった   

口を開けば溺れてしまうから

閉ざしたままで物言わぬ魚になろう

エサもない 酸素もない 愛もない

飼い殺しにされる私

囚われた心をどうしてくれよう?

誰か壁を外から叩き割ってよ

終わりが来るなら最期くらいは

自分で幕を下ろしたいわ

  • 作詞

    Salia

  • 作曲

    Salia

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アーティスト情報

  • Salia

    大阪出身。シンガーソングライター。 幼い頃は周りの大人が歌う歌謡曲に興味を持ち、 中学時代から邦ロックを入り口にギタリストを目指すようになる。 社会人になって、JAZZギターの基礎を学び、その経験からのちにJAZZに触れ、シンガーとしてバーで歌うようになる。 様々なルーツに持つため アコースティックながらもジャンルにとらわれない楽曲が特徴。 ギターや歌をそれぞれ追求するため、サポートギタリストとして活動したり、ボーカル講師として生徒に歌う楽しさを教えたり、活動は多岐にわたる。

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