歌詞

掠れていた声

明け前の空に浮かぶ白い月は

張り詰めた街の

藍色の輪郭(せん)をぼやかした

ハイウェイの遠吠え

点滅の灯り　土と夜の香り

疲れ果てたまま

眠るその姿を浮かべた

ずっと好きだったのにな

最後の最後にいつもその手を離してしまう

きっと忘れていくんだな

待っても来ない過去を待ってる

かよい慣れた通り

冷え切った土瀝青(どれきせい)の上で漂う

正しいかどうかさえわからない

今を受け取った

ずっと好きだったのにな

最後の最後にいつもその手を離してしまう

きっと朝が来る頃には

もう違う顔をしているんだろう

ずっと好きだったのにな

最後の最後にいつもその手を離してしまう

きっと忘れていくんだな

待っても来ない過去を待ってる

待っても来ない君を待ってる