Lyric

波の狭間に揺れる月と打ち寄せる記憶

二人砂に書いた約束は 泡のように消えた

短かった髪は もう肩まで届いて

風に揺れた香りがあなたの 代わりに頬を撫でる

星屑が舞い降りた夏の海 遠く聞こえる打ち上げ花火

黄昏ゆく秋の日は落ちて 闇夜に心を照らす灯火

瞳を閉じれば まぶたの裏に映る・・・

約束のまま時は過ぎて すれ違うメール届かない声

置き去りに去れたままの恋を この海に一人きり 返すよ・・・

細い道を走る赤い電車に揺られて

二つ先の駅抜けて見えたら あの頃二人が戻る

粉雪溶けた水面に写る冬 灰色に曇ったあなたの影

風に舞う花びら追い駆けた春 水際ではしゃいで光るピアス

永遠に続く幸せを信じてた・・・

交わしたまま時は過ぎて 携帯の声は知らぬ人のようで

置き去りにされたままの恋は 時を無くしたきり 動けずに・・・

約束のまま時は過ぎて すれ違うメール届かない声

置き去りに去れたままの恋を この海に一人きり 返すよ・・・