裏御伽噺のジャケット写真

歌詞

御礼参り (裏御伽噺ver.)

シェルミィ

風車、林檎飴、蟋蟀鳴く夜母は言った

「夜更けの黒猫は笑う」朧月照らす

障子の向こう瞳はじろりぎろり空を描く

三白眼が収めた母は井戸で眠る

黄金色の空落とす林檎飴参道指差す童歌

晩夏の夜に照らす提灯、蛍が導くは浮世道

紫陽花が散る頃、母が漏らした吐息を後に消えた

「月は見ている」染まる地を踏み、私は記憶で嘔吐した

歯型残る首を括る麻縄、濡れた額を撫でる

「この結末はあまりに酷だ」と嘯く

黄金色の空落とす林檎飴参道指差す童歌

晩夏の夜に照らす提灯、蛍が導くは浮世道

ゆらりゆらり提灯揺らす影

能面に隠すは幼き赫う日々

白菊が咲く頃、私は居ない。奇矯な日々を終えた

「月は知ってる」障子の向こう、母はもう居ない

劈く悲鳴、爪先で立つ男は一人嗤う

枯れた紫陽花喰う背後に一月し、林檎飴を拾う

  • 作詞

  • 作曲

    凌央

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アーティスト情報

  • シェルミィ

    大阪発の負け犬ビジュアル系バンド「シェルミィ」です。 「ぼくらの残酷激情」をコンセプトに全国的に活動中 積極的な無料単独見世物公演(ワンマン)や、歌詞をメインに持ってきたミュージックビデオはシーン内に留まらず様々な方面に影響を与えている。 セオリーやタブーを恐れず負け犬(ファンの愛称)を囲いながらも力強い大胆な活動 現代社会に生きる若者達の苦悩を代弁するかの様な社会風刺をしつつもどこか孤独で虚無感のある歌詞やセンスが話題で全国的に毎リリース作品が品薄状態のバンド。 「幸せ」とか「笑顔」が当たり前とされてる現代が大嫌いで仕方ない。どこか息苦しさを感じてる我々世代のど真ん中でデカい旗を上げたい。と言うヴォーカル豹の信念のもと活動中。

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