Lyric

栓ない希望

抱きしめる様な

慈愛に満ちた眼差し

狡猾な笑み

だらっと繰り返すだけの生

救いのない人生に

わざと戯けて誤魔化す道化

この苛立ちに形などない

無力さなら簡単に覚えた

意味のないことに

苛まれるだけ虚しいさ

壊してしまえよ

呆れた世界を

流されるまま生きるだけじゃ

この喉は渇く

答えはない

今を歩んだ轍が語部

正しさに毒されて

歪んだ脳じゃ

分かるはずもないでしょ？

孤独だけを

飼い慣らすように

この身にまとふはおのか

鈍色の光

ざらっと飲み込んだ錠剤に

行き場をなくしたサイレン

慣れて効かなくなったモルヒネ

くだらないね

畜生すら食わねえ

願っても天は何もしないさ

生まれたことに

ちゃちな理由もない

凍り切った今に

しがみついている

もうずっと気づいていたんだ

そう、この世界も誰かの鳥籠

この悲しみが枯れるまで

何度呪って

何度手を伸ばした

教えてくれよ

叫く度にこの息は詰まる

ぼやけたサイン

今もあたしを導く標

可笑しいよな？

愛を歌えよ

愛のない世界で！

満たされたまま生きるだけじゃ

この喉は渇く

答えはない

今を歩んだ轍が語部

正しさにどうかされて

歪んだ目じゃ

分かるはずもないでしょ？

答えに意味はない

なんだかつまんねえな

答えに意味はない

あぁまた夜明けだ