Lyric

眠れないまま 画面をスクロール

誰かの幸せが光ってる

笑ってる顔の裏で

私も少し泣いていた

心の温度を測るように

指先で世界を覗く

誰かの“いいね”でしか

自分の存在を感じられない夜がある

沈黙の海に漂いながら

名前を呼ばれたいだけ

本当はただ、ひとりじゃないと

信じたくて息をしてる

完璧な写真のフィルターに

自分を閉じ込めて微笑む

でも現実は 少し違う

孤独の色が滲んでる

数字の向こうのぬくもりに

触れたくて触れられない

誰かの“いいね”でしか

自分を確かめられない夜がある

愛されたいと願う心が

またひとつ通知を待つ

本当はただ、誰かの声を

素顔で聴きたかった

ねえ、もし明日この世界が消えても

私を思い出す人はいるの？

そんな問いを風に流して

小さな希望を抱きしめた

誰かの“いいね”に頼らなくても

笑える日がいつか来るなら

心の中の灯りを信じて

もう一度、夢を見よう

孤独の夜を越えた先で

私を私で、愛したい