反芻のジャケット写真

歌詞

やみくも

RYOICHI

何も変わってない そう思い続けてきた

分かっていた本音では そう思い続けていた

あの頃は夢中で目の前が希望だらけだった

‘人の目なんて’ だった

俺を見とけ 俺人と違って

そんな根拠ない雨雲 やみくも

‘最近はどんな感じ?’ ‘良い感じ’

堂々と言う反面 満ちてきた迷いで

あの人やあの人が待ってる表情

皆きっと同じ表情 好む ‘自分と一緒’

人との関わり避けたいの

よく見かけるあの子はもう見ない

二度と時は戻せない

歩いてきた道のりは 歩んできた道のはずさ

一本続く道の行き来の景色に見えるんだ

憧れた都会が顔見せる いつだって華やかに待ってる

同化している空と身動ぎせず見上げている

行く場所は決まってカフェだった

時に行く道を変えて行った

マンネリした気持ちを変えたくて

昔バイトしていたビルの入館口

殺風景に見えても立派な数少ない居場所

なのになんでか今では全てが無意味に感じる

見えない孤独から広がった見える孤独

東京は中心 居る俺は端っこに

積み重ねてきたはずの軌跡は

何の意味あったんだろう

歩いてきた道のりは 歩んできた道のはずさ

きっと続く道の行き来の景色に見えるんだ

いつだって都会が顔見せる いつだって華やかに待ってる

同化している空が身動ぎせず見上げてくれる

いつもと違った風と共に蘇ってくる

強い思いはやっぱり人から

心に溢れていた一筋の何かが

どれだけちっぽけだったかと

芯改めたその先に聴こえた

してきた努力の証が

新たに吹く風と共に 決めた道に降りてくる道標に

屈託のないいつもの表情が目に浮かんでも

いつだって温かい声側に これだけは裏切らないと示す

堂々たる空と迷いない自分

歩いてきた道のりは 歩んできた道のはずさ

苦しみを凌ぐ苦しみ 未知の煌びやかな都会

憧れの都会が顔見せる いつだって華やかに待ってる

同化している空と身動ぎしてもう一体

あの頃に満たされていく

  • 作詞者

    RYOICHI

  • 作曲者

    RYOICHI, FACTORZ

  • レコーディングエンジニア

    Takeshi Kameyama

  • ミキシングエンジニア

    Takeshi Kameyama

  • ボーカル

    RYOICHI

反芻のジャケット写真

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新境地に辿り着くために渡った軌跡的作品。
RYOICHI 7作目となるアルバム「反芻」、タイトルが自身の音楽に対する向き合い方を象徴している。繰り返し考えることの重要性を楽曲に落とし込み、独特なアルバムの構想が各楽曲へのメッセージに通じている。
細密かつ強みのあるR1ビートに、RYOICHI独自のジャンルを明確にした強さ溢れるリリックとなっている「resume」、トラックメイキングをFACTORZ(kame"JAH"man&YUI MATSUDA)が務めた、自身の姉について綴った楽曲であり歌詞、トラック全てに心揺さぶるアルバムのリードチューン「言い訳 -dear sister- 」、積み重ねてきたあらゆる思いが楽曲を通して浮き彫りになっている、そんな味わいのあるスローテンポなポップバラード「やみくも」など、無類漂わす全8曲がRYOICHIという孤立した一人のアーティストの資質的才幹を現している。
真偽のみの他にない心、行先に不確実性など一切ない、それを裏付ける傑作。

アーティスト情報

CLUTCH RECORDS

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