こどもの時に散々言われた
「命はひとつ」
言われた通りに手を挙げながら
横断歩道を渡った
見慣れた街に段々薄れた
心のフィーリング
夢の中で目を覚ましたら
空を泳いでいた
「さよなら」の代わりに
「またね」って言ったり
ちょっとした事で落ち込んでしまったり
大切に育てた命は
淀み、歪み、腐っていた
壊れることさえ許されないから
生きている音も聞こえないんだ
僕は何を守っていたんだろう
失うものが見えなくなった
夜空の星に手を伸ばしたら
きらり、消えていった
振り返ることもできないまま
風に吹かれていた
「ありがとう」の代わりに
「ごめんね」って言ったり
大好きな歌を聴かなくなったり
大切に守ってた命は
すでに、ぴたり、止まっていた
壊れた心が泣き止まないから
消えそうな声も聞こえないんだ
僕は何を夢見ていたんだろう
遠く離れて見えなくなった
壊れかけた夢を抱えながら
新たな足音を重ねた
「さよなら」の代わりに「またね」って
今、風に乗せて消えていく
- 作詞
erif
- 作曲
erif
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