常春のプレリュードのジャケット写真

歌詞

フラスコワルツ

夕季ハルノ

ヒロイン様のお化粧さえ

爛れるような昼下がり

そんな時はフラスコに

また可愛いお菓子溶かしましょう

甘美な都合良さに群がる

真面目づらのハイエナ

薄っぺらな人生ね 気持ちがいいわ

シナリオに飾らる

フィクションのマネキン?

私は私のものよ

あなたじゃ代われない私を表せ

今日もガラスの靴履いて 嘘吐いて

主役を演じてあげるわ

始まりのワルツに

有象が沸く部屋で

足りない時は我慢しましょう

嵐のように泣き踊る

それでも喉が渇いて仕方がないわ

あぁもう嫌い痛いしたい

脳みそすら溶かしましょう

蛇に足つけて

したり顔のお馬鹿さん達には

無知の無くらいがお似合いよ

気持ち悪いわ

内蔵を食い破る

空想の化物

それでも明日は来るの

突き刺す歓声が私を求めて

もっとお子様厳禁の劇的な

ドラマを刻んであげるわ

お終いのワルツが

寒く響く部屋で

ドロドロドロの体を

とっても綺麗に着飾って

赤く醜いステージを見せてあげるわ

絶望も救いの光も通さない

重いカーテンの向こう

私を呼ぶ声が私を許すの

生まれ変わっても

心臓のひとつくらいくれてあげるわ

蕩けた視線も声も

アンコールの拍手も

全て私のものよ

さぁ嘘を引きちぎって 血を吐いて

最後に演じてあげるわ

さよならのワルツを

私の人生を

  • 作詞

    夕季ハルノ

  • 作曲

    夕季ハルノ

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温かなサウンドと切ない世界観に包まれた春に始まる10曲の序曲たちが自分自身の「始まり」、そして聴衆の人生の中の何かの「始まり」のそばで流れることを願って送られる。

アーティスト情報

  • 夕季ハルノ

    温かなギターサウンドにエレクトロやポップスの要素を組み合わせた春のような温かさまとうトラックに乗せられたどこか悲しく、泣き出してしまいそうな言葉たちが絵本のような「プチダーク」な世界観を作り上げる。儚い言葉と独自の編曲が作り出す、淡く切ない世界観をポップなメロディーに乗せ、合成音声ソフトUTAUよりシンガー「重音テト」が様々な表情で歌い上げる。ボカロPとしての活動だけでなく女性ボーカリストとミュージッククリエイターを集めた音楽クリエイターチーム「KEKKAN LOGIC」でもメンバーとして活動中。

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LUCY LOVE records

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