常春のプレリュードのジャケット写真

歌詞

花枯らしの怪人

夕季ハルノ

恐れうねる人の声聞き歩く

ひとえに気分がいいなのに

枯らした憎き花一つが

酷く美しいのは何故?

「私のことが見えていないのか?」

浮つく街満たすのは花の香り

「あぁ、誰か様、止めてくれないか?」

違えている私の衝動を

「正しさは善だ。」なんて

偽善者はお黙りなさい

そんなもんじゃ報われないさ

もうきっと明日は花枯らし

愛されたいからそうやって

愛されないからそうやって

悲しいよな 生き場のない本性だ

何度も何度も芽が生えて

摘んでも摘んでも魔が差して

苦しいよな 死に場のない本性なんだ

「私のことを見つけてみたいか?」

騒つく街満たすのは怪人一人

まだ はらりはら 枯らし足りないから

満たされたいからそうやって

刻まれたいからそうやって

嬉しいのだ それだけでもう本望だ

突き刺す声で目を覚まして

ドラマみたいな日々に酔って

心地良いのだ それだけでもう本望なんだ

誰かの胸に残りたくて

愛されたいからそうやって

愛されないからそうやって

悲しいのだ 忘れられてしまうのが

百年弱も脈を打って

色んなものを殺して生きて

苦しいのだ 何も残らないのが

今ここに居るのに

  • 作詞

    夕季ハルノ

  • 作曲

    夕季ハルノ

常春のプレリュードのジャケット写真

夕季ハルノ の“花枯らしの怪人”を

音楽配信サービスで聴く

ストリーミング / ダウンロード

温かなサウンドと切ない世界観に包まれた春に始まる10曲の序曲たちが自分自身の「始まり」、そして聴衆の人生の中の何かの「始まり」のそばで流れることを願って送られる。

アーティスト情報

  • 夕季ハルノ

    温かなギターサウンドにエレクトロやポップスの要素を組み合わせた春のような温かさまとうトラックに乗せられたどこか悲しく、泣き出してしまいそうな言葉たちが絵本のような「プチダーク」な世界観を作り上げる。儚い言葉と独自の編曲が作り出す、淡く切ない世界観をポップなメロディーに乗せ、合成音声ソフトUTAUよりシンガー「重音テト」が様々な表情で歌い上げる。ボカロPとしての活動だけでなく女性ボーカリストとミュージッククリエイターを集めた音楽クリエイターチーム「KEKKAN LOGIC」でもメンバーとして活動中。

    アーティストページへ

LUCY LOVE records

"