常春のプレリュードのジャケット写真

歌詞

エイプリルフィッシュ

夕季ハルノ

萎む心の殴り書き

捨てためちゃくちゃな歌なのに

「ちょっと下手でごめんね。」なんて

いつも嬉しそうにして歌う

君の声だけが

君だけのための歌だって言って

綴り出した僕擬き

不意に流れ込むは春疾風

この嘘も吹かれてく

ずっと伝えたかったのに

ふっと振り返り見れば

ほら この歌詞は矛盾だらけ

そうきっとこれは最低なんだ

僕のための歌だったんだ

四月馬鹿 天井 嘘が泳いでいる

午前過ぎ去れば

この音さえも正直者だから

「ごめんね。」の「ありがとう。」

言わなくちゃ

膨らむ心の走り書き

削れる鉛筆は心みたい

それが心地いいと強がって

凄い人の振りをする

本当の僕は平凡で

こんな言葉も何か足りなくて

ずっと自分勝手積み重ね

何を描きたいのだろう

もっと変わりたかったのに

見上げ 日に透かし見れば

まだこの身は言い訳だらけ

でもきっとこれは本当なんだ

君のための歌だったんだ

昼下がり 陽炎 嘘が嵩んでいく

午前過ぎ去れど

混じり気ない言葉は書けないのかな

空っぽの「ありがとう。」

掠れ消えた

「せめても。」なんて言って

こんな酷い名前をつけよう

きっと僕ら嘘吐きなんだ

この曲だって嘘の塊だ

日暮れ空 鮮紅 二人歩いている

書いて書いて書いて書いて書いて

いつか君に音楽で

本当の「ありがとう。」

伝えなくちゃ

  • 作詞

    夕季ハルノ

  • 作曲

    夕季ハルノ

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温かなサウンドと切ない世界観に包まれた春に始まる10曲の序曲たちが自分自身の「始まり」、そして聴衆の人生の中の何かの「始まり」のそばで流れることを願って送られる。

アーティスト情報

  • 夕季ハルノ

    温かなギターサウンドにエレクトロやポップスの要素を組み合わせた春のような温かさまとうトラックに乗せられたどこか悲しく、泣き出してしまいそうな言葉たちが絵本のような「プチダーク」な世界観を作り上げる。儚い言葉と独自の編曲が作り出す、淡く切ない世界観をポップなメロディーに乗せ、合成音声ソフトUTAUよりシンガー「重音テト」が様々な表情で歌い上げる。ボカロPとしての活動だけでなく女性ボーカリストとミュージッククリエイターを集めた音楽クリエイターチーム「KEKKAN LOGIC」でもメンバーとして活動中。

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LUCY LOVE records

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