歌詞

SMIRE 『ゆらり ゆられて』
―― “おやすみ”の代わりにそっと流す、夜風のような癒やしのバラード
一日の終わり。
心も身体も少しだけくたびれて、言葉にできない思いを胸にしまったまま、眠りにつこうとするその瞬間。
SMIREの新曲『ゆらり ゆられて』は、そんな夜にそっと寄り添い、聴く人すべてをやさしく包み込む“夜風のバラード”です。

誰かの今日に、静かに寄り添う音楽
『ゆらり ゆられて』は、「がんばったね」の一言を、メロディで届けるような楽曲です。
都会の夜景を映すバスの窓、眠そうな星たち、呼吸の音だけが響く真夜中――そんな情景が丁寧に描かれながら、心の奥の小さな不安や疲れを、そっと撫でるように歌が進んでいきます。
静かなピアノとアンビエントなストリングス。
その上を漂うように重なるSMIREの透明な声。
まるで子守唄のように、あたたかく、でも少し切なく、ひとりの夜に“やさしさ”を運んでくれるサウンドがそこにあります。

聴こえない想いを、すべて肯定してくれる
この曲の魅力は、何よりもその“やさしさ”にあります。
「誰にも言えなかった想いも、ちゃんと知ってるよ」
「涙も、痛みも、この歌が包んでくれる」
SMIREの歌声は、決して強くは語りません。でも、その言葉は、心の奥の小さな痛みを見逃さず、まるごと受け止めてくれる力を持っています。
普段なら言えない「ありがとう」や「おつかれさま」を、聴く人自身の中から自然と引き出してくれる。
“癒やし”という言葉がこれほどまでに音楽として形になった楽曲は、そう多くありません。

「今日を生きた」すべての人に贈る、音楽からのおやすみ
この歌は、ただのバラードではありません。
日々の喧騒の中で、目には見えない想いを抱えて生きているすべての人にとっての、心のセーフティネットのような存在です。
静けさの中にある温もり。
孤独をやさしく包む音の羽毛布団。
「明日があなたを笑顔にしますように」という祈りが、メロディとともに静かに流れていくこの作品は、“歌うお守り”のように、毎晩のルーティンに寄り添ってくれることでしょう。

SMIREが届ける、“ひとり”にさせない音楽
『ゆらり ゆられて』は、SMIREがこれまでに培ってきた表現力のすべてが詰まった、まさに代表作とも言える1曲です。
彼女の声は決して大きくないけれど、その繊細さこそがこの歌に命を吹き込んでいます。
ファルセットを多用したサビでは、まるで誰かの心に触れるような、そっと撫でるような声が広がり、気づけば心の緊張がほどけていくのを感じます。
それは、“言葉で慰める”のではなく、“共に呼吸する”という形の優しさ。

どんな人にも、どんな夜にも合う “処方箋のようなバラード”
少しだけ落ち込んだ夜
誰にも弱音を吐けなかった日
頑張りすぎた心をやすませたいとき
ただ、静かに眠りたい夜
そんな瞬間に、そっと再生してほしい楽曲です。
『ゆらり ゆられて』は、言葉を越えて、「あなたはひとりじゃない」と優しく教えてくれます。

最後に、SMIREからのメッセージ
「夜って、不思議な時間ですよね。
たくさんの人が同じ星空の下でそれぞれの悩みを抱えて眠りについてる。
この歌は、“おやすみ”の代わりに誰かに届ける、わたしなりの優しさです。
今日も頑張ったあなたに、そっと寄り添えますように。」

眠る前の5分。
どうか、この歌を流してみてください。
たとえそれがどんなに静かな夜でも、
あなたの心のどこかに、やわらかい光が灯るはずです。
SMIRE『ゆらり ゆられて』
――今日もあなたに、おやすみを。