歌詞

砂漠の雨とアンブレラ

置き去りにしてきた　亜麻色果実も

宛名のない手紙の　中身もないのに

君が好きだから　雨雲に乗って葉根広げて

真っ赤な花のしずくを　翳した

言いなりな褐色の熱矢が射し

照りつけたまま笑う太陽

迷子のマーキング日傘ならば

そうさ「未来は儚色」と叫びたいね

眩暈がちさ彼方へ向けた望遠鏡の

霞むレンズごと放り投げて　あなたに恋もした

まとわった天体のちりと砂漠

泣き出しそうさ　石楠花草

いっぱいの感情とさよなら明日

いっそこのまま海の底へ

さあここで蝶になったっていい　愛しさに抱かれて

手に持っていたいよいつまでも　赤いアンブレラ

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2007年リリース

コークヘロ
「日本人の・日本人による・日本人のための音楽」をモットーに、大阪在住のシンガーソングライターNa.(えぬえー)が2003年に立ち上げたジャパニーズ・ウタモノ・プロジェクト。過去5枚のアルバムを制作。関西の大型コンテストで準グランプリの受賞歴。メンバーチェンジを経て不定形ユニットとして現在は活動中。”cork”とは『コルク栓』、”hero”とは『英雄』。いま何かが大規模に病んでいる現代社会の中”音楽を持って自らが『病』という名の栓を抜く、引き金役になりたい”といったネーミングで、BARBEE BOYSのベーシスト・エンリケとのユニット「兄弟仁義」でもコークヘロとして参加。
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