Lyric

まだ"蒼い"感情の吐露

途切れない雨音背に

積み上げる未完成な塔に

僕らの足場はない

端から端へ流れる人は

波のように"綺麗"じゃない

繭の様 白い夜露にさえも

視界を奪われそう

陰る故に

壊れたレコード 雨の蜃気楼

流した曲 短い会話

反射と綴り

緩やかに流る波に揺れる頃に

変わりはしないと口笛を吹き 息をする

八月が終わり暮れる

過ぎ去った日々が眩しすぎた

あまりにも近すぎて

夢へと進む豪華客船 "半ば"で沈みました

海辺を歩く君は喋らない人形のように

雲の海を

変わらない形変わる形

雨が流していく

透明すぎて高すぎた夜空 浮かぶ船

時を超え鳴らす汽笛 月のリング

花の香りがする 痛みより悲しげな

どこまでも続き繰り返し廻る世界

狂おしい程に抱き寄せた愛 悲劇でも

夏になる 巡る夜明け

季語のないこの今日の終わりでさえ

帆を靡かせ 瞳に映るこの景色に別れを

どうせなら鮮やかに