Lyric

アスファルトの天井と

靴音を鳴らす高層雲

灰色の

プレス機で

同一になるコンコース

頭が痒くて　前も見えなくて

息もできんのだが

メタモルフォーゼ通常化

街に溶けやすい粉に身を変え

出来損ないは個性となり

成り損なったイルネス

「居場所も無いのに愛想も無いとか

居る意味無いのにね笑」

明日もバスまで走って

床に就くまで黙って

夜泣く僕らの居場所(エデン) は

どっかにあるのかなぁ

愛されたくて

僕は苦しみを纏っていたんだ

「かわいそうだね」って自分を抱きしめて

セリフの裏を覗いては

そこに無い悪意を見出し

怯えて　逃げ出して

ループが始まる

どうでも良いようなことばっか

大切なものに見えて

無駄に長い靴紐で

足がもつれた

どうしよ

何も　何も！

生きる意味が

見つからないよ

こうしよう

汚ねぇ明日に

布をかけて

寝よう

頭もぐちゃぐちゃ

視界もぐちゃぐちゃ

生きるの出来んのだが

良い子でいれば

人に成れたはずだった

正しく在れたことなんて

一度も無かったんかな

誰より下で

落ちてたまるかと

踏ん張っていたんだ

もう詰んでるって

誰か教えてくれ！

可愛げのない僕のことも

抱きしめてくれ