七転び八起きのジャケット写真

歌詞

Rapper

達磨

幼虫、蛹から蝶々に変わる

この過程を何より重んじる

ねえ、気づいて俺はここにいる

俺に気づかず素通りする人々

街ですれ違った女子高生が

テレビに出てた吃音症の人じゃないと言った

これは嬉しくもあり悲しくもあった

ラッパーとしては知られていないのか

別に有名人になりたかった訳じゃない

少しでも俺の音楽を届けたかっただけだ

少しでも沢山の人に届くようにと

やってきた事は間違いだったのか

いや、そんな事は絶対に言わせない

いや、間違いだったとしても構わない

与えられた場所で声を飛ばす

1人でも多くに届け俺の音楽

目の前のヘッズが俺に言い放つ

お前よりかっこいい奴を知ってる

それでもいい、それでもいいから

あなたの記憶に俺をしまって

言われた、誰々みたいな感じがする

俺はそんなこと毛頭思ってはいないが

2番でいい、2番目でいいから

俺の名前を呼んで君から

俺は根っからのすごい飽き性

色んなモノと合わない相性

おまけに全くなかった才能

平凡に生きる これが最良

でも音楽だけはやりたいと思えた

俺の中の何かがこいつを求めた

ラップだけは経験値異常値

この音楽が生命維持装置

前の曲で俺はラップに救われたと言った

でもそれでは音楽がヒーロー

そのままならば、いつか朽ちるの

違うあくまでも俺が主人公

だから未来で今の自分に

俺はラップに救われたんじゃなくて

ラップで自分自身を救ったんだと

言えるようになりたい

目の前のヘッズが俺に言い放つ

お前よりかっこいい奴を知ってる

それでもいい、それでもいいから

あなたの記憶に俺をしまって

言われた、誰々みたいな感じがする

俺はそんなこと毛頭思ってはいないが

2番でいい、2番目でいいから

俺の名前を呼んで君から

俺が必死こいて出した再生回数を

沢山の奴が1日で超えて来やがる

でも誰かの為にやってる訳じゃないから

俺は俺の為に貫くやり方

誰かを動かすか、殺すかしなきゃ

自分が輝けないなんてのはごめんだ

ホトトギスが鳴かぬと言うのなら

俺が代わりに涙を流して泣いてやる

好きなバンドのライブを見に行って

カッコいいな、凄いって気持ちよりも

こんちくしょう、負けてたまるか

そんな感情が先に出てくる

俺が立ちたかったステージに立っている

アーティストがしてくる問いかけに

心の中で俺の方が、と返してく

次こそはと唇を噛み締める

音楽の才能に恵まれなかった

周りの奴らは俺を笑った

それでも俺ならばと信じた

才能のない音楽に必死にしがみついた

何を持って生まれるかは指定できん

音乗りが下手だなんて致命的

音楽のセンスも何もない俺だ

持っていたマイナスを武器にして戦う

カッコいい奴らを羨んで

俺にだってと機会を伺って

叶えさせてくれ願いを俺に

原動力は妬みと嫉み

夢の中でマイメンに言われた

お前のラップじゃ首は振れない

でも俺のリリックに共感した奴らが

自然に頷き首を縦に動かす

目の前のヘッズが俺に言い放つ

お前よりかっこいい奴を知ってる

それでもいい、それでもいいから

あなたの記憶に俺をしまって

いくらしがみついても俺は2番目

そう思ったのは これで何度目

でも、いつの日にか俺が1番だと

言わせてやる もう少し待っとけ

  • 作詞者

    達磨

  • 作曲者

    masa

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アーティスト情報

  • 達磨

    2000年生まれ、愛知県出身のラッパー。 第13回高校生ラップ選手権出場 NHKバリバラ優勝 映画.ドラマ「ブラック校則」「きよしこ」出演 など活動は多岐に渡る。 吃音や自身の弱さを曝け出すような楽曲を主に制作しています。弱さを受け入れて強くあろうとするラップで、少しでも聞いてくれる人の心を動かせれば嬉しいと思っています。

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