Lyric

何時からか自らを偽るのにすらも

何も感じられなくなり

歪な過去に詰まる真実に

辿り着かれる日を恐れ

消えたくなる

私が私を「私」と呼んだ時点から

私は嘘吐きだった

言葉の中に生まれ損なって

心の底に埋もれ重なった

ただただ待った

けど駄目だった

この世界に居場所は無い

かつての傷を隠せなくなり

漠然と痛み　為す術もない

書く線の中に　託せぬ想い

立つ線路の脇　助けは来ない

だって誰もいないから

なんて言って呼べもしないから

仄暗い幻想　灯す発煙筒

どのくらいで夜明けが訪れるかな

脆くなっていく今日

孤独な生を　落とすサイレンを

鳴らすから　誰か気付いてよ

無邪気なフリして笑う日々の裏側

君を襲う幼き日のトラウマ

声にもならなかった意味の墓場

埋めて隠した秘密

ホントウ　ノ　ココロ？

自分殴って　仮面被って

また塞がってしまうけど

この殻を破って　糸を手繰って

いつか君と遠くまで

行こうと思う

祈りの音の方

本当は泣きたくて苦しくても笑ってた

私は嘘吐きだった

偽りの笑顔で壁を作って

優しい振りで自分を守った

浅はかだった

もう駄目なんだ

この世界に居場所は無い

掠れた声で　泣く生の痛み

忘れた頃に　溢れる想い

明日への地図も　破れてしまい

待つ迷路の中　助けは来ない

だって誰もいないから

なんて言って逃げてしまうから

仄暗い幻想　灯す発煙筒

どのくらいで夜明けが訪れるかな

脆くなっていく今日

孤独な生を　落とすサイレンを

鳴らすから　誰か気付いてよ

君の笑顔も　その優しさも

単なる嘘じゃなかったろう

あの日の君の綺麗な目に胸を打たれて

生まれて初めて

生きる意味を掴んだよ

孤独に届くまで祈るから

気付いてよ

あの時　殺した

<私>が　疼いて

あなたに　触れたら

壊れてしまう