ひかりのジャケット写真

歌詞

ひかり

narumina

夕暮れの道を歩く君の

小さな背中 ただ遠くて

名前を呼べば壊れそうで

風にまぎれて 声が消えた

気づけば僕は 影みたいに

君の傍ら 息を潜めて

優しくなりたいだけなのに

なにもかもが裏目に出てしまう

あの日君が泣いた理由も

僕のせいだった気がして

胸の奥のざらついた傷が

夜ごと疼いて眠れないまま

届けたいよ 届けたいよ

君の世界のいちばん近くへ

許されなくてもいいからただ

心の灯りになれたらいいのに

消えたいよ 消えたいのに

君が笑うと消えずに残る僕で

こんな想いを抱えたままでも

ひかりの届くほうへ歩いていくんだよ

冷たい雨のなかひとり

濡れた指先 震えていた君

傘を差し出す勇気さえ

あの頃の僕は持てなかった

誰かの悪意を避けるように

君は胸の前で手を組んで

「大丈夫」って嘘をつく横顔が

どうしようもなく綺麗だったんだ

もしもあの日の僕に触れられるなら

臆病なんか蹴とばして

君の涙をひとつ拾って

胸の奥にそっとしまっておくよ

君がひとりで傷つくくらいなら

僕が全部背負ってしまいたい

そして願うんだ あのときのように

君の笑顔がまた戻ってきますように

届けたいよ 届けたいよ

君の未来に並んで歩けるように

悔やむほど 愛は深くなる

僕の鼓動がまだ君を探している

消えないよ 消えなくていい

後悔は僕をここへ連れてきた

君の幸せを祈るたび

ひかりはそっと僕にも触れたんだ

君の心が少しでも

あたたかくなれるのなら

僕は今日もそっと願う

“ひかりの届くほうへ、生きていけますように”

  • 作詞者

    narumina

  • 作曲者

    narumina

  • レコーディングエンジニア

    narumina

  • ボーカル

    narumina

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