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アンビエント・ドリーム・フォークとミニマルな深夜のシンセポップ、そしてスロウコアの要素を融合させた、BPM90(Eメジャー)のトラックです。長く伸びるレガートなシンセベースと、浮遊感のある2コードの進行、そして左右に広く配置されたシンセパッドが、オープンエアのような解放感を生み出します。ドラムは極限まで削ぎ落とされ、スネアの代わりにブラッシュド・リムクリックが使われ、柔らかなキックとアップビートのみのハイハットが夜の静寂を際立たせます。
ボーカルは、吐息混じりの柔らかな女性の声で、聴き手に向かって情熱的に歌い上げるのではなく、夜空に向かってつぶやくように紡がれます。歌詞は、夜の街を自転車で宛てもなく走り、涼しい風を感じながら「私にはこれだけで十分だ」と静かに満たされていく情景を描いています。感情的なクライマックスや派手なビルドアップを完全に排除し、坂道を惰性で下っていくような一定の心地よいテンポ感を保った、透明感あふれるサウンドトラックです。
Negi0723は、感情の揺らぎと都市の空気感を繊細にすくい取るミュージシャン。 エレクトロニックとポップ、オルタナティブの要素を横断しながら、 きらめきとノスタルジー、衝動と内省が共存するサウンドを描き出す。 印象的なメロディと映像的なリリックが特徴で、 一瞬の感情や夜の断片を切り取るような楽曲世界は、 リスナーそれぞれの記憶や物語と静かに共鳴していく。 ジャンルに縛られず、感覚を信じて音を紡ぐ。 Negi0723の音楽は、日常と非日常の境界線をやさしく溶かしていく。