

生きづらさを言語化できないまま
曖昧な希望の残骸で胸を叩き続けている
無敵になりたかった訳じゃない
ただ 無抵抗で壊れたくなかっただけだ
通学路の看板は 他人事みたいに幸福を謳って
深夜のコンビニは 諦めきれない大人を照らして
街は優しいフリして 僕を孤独の中へ押し返す
それでも僕は まだ諦めきれないらしい
「頑張れ」なんて凶器だ
誰が救われるんだろう
やさしさのない世界より
やさしさの重たい世界の方が残酷だ
泣くほどの悲しみも 叫ぶほどの怒りも
持ち合わせていない 空虚な自分が嫌いだ
それでも今日を生き延びた
その事実だけは消せない
風化しない僕へ
どうか背を向けずにいてくれ
才能も友情も 努力も愛情も
商品みたいに並べられて比較される現在で
誰かの正義が誰かを殺して
それでもニュースにすらならない
「生きる価値って何?」と問えば
ありふれた答えしか返ってこなくて
それが間違っていないほど
胸のどこかが冷えていく
救われたいと願うくせに
救い方を知らなくて
不幸と幸せの境界線で
立ち尽くしていた
諦めが君を守るなら 諦めのままでいい
希望が僕を壊すなら 壊れたままでいい
どちらも正しい世界で
どちらも間違っている世界だ
それでも
生きることを放り投げられなかった
誰にも届かない声で呟いた
「明日も生きられるだろうか」
答えはなかったのに
それでも朝が来た
それでも息をしていた
それでも心臓は鳴っていた
つまり僕はまだ
終わりたくないらしい
泣くほどの悲しみも 叫ぶほどの怒りも
持ち合わせていない 空虚な自分が嫌いだ
それでも今日を生き延びた
その事実だけは消せない
風化しない僕へ
どうか背を向けずにいてくれ
意味なんて見つからなくてもいい
理由なんて説明できなくてもいい
今日を生きたその事実だけで
十分だと いつか思える日が来るだろう
だから
明日の僕へ
席を空けておく
- 作詞者
5785
- 作曲者
5785
- プロデューサー
5785
- ボーカル
重音テト

5785 の“喪失論 (feat. 重音テト)”を
音楽配信サービスで聴く
ストリーミング / ダウンロード
- ⚫︎
喪失論 (feat. 重音テト)
5785



