Lyric

ねえ、窓から差し込む

午前、東の陽の光が

あなたが頭を撫でてくれた時の

温度に似てたから

眠気に混ざる

バターの匂いが鼻をついたから

悪い夢を見たことなんて

忘れてしまった

もう一度、

もう一度、

もう一度。

ありふれた日々のままでいい

つまらない毎日のままでいい

ただあなたが、僕らが

笑っていれるなら

また変わらず星に願う

伝わってくる思いの温度も

胸を刺す悪夢の痛みも

なんでもないって笑ってみる

一秒でも長く続くように

星に願う

ねえ、風に揺れていた

桜の樹の下に立って

花びらが手のひらに落ちるのを

あなたは静かに見てたから

ねえ、悲しみも苦しみも

泣きたくなる思いも全部

伝わってしまうから

拭うように笑うんだ

ひとつ、

ふたつ、

みっつ。

あなたまで消えてしまわないで

思い出になってしまうのは嫌

ただ明日が、あの日々が

戻ってきますように

また変わらず星に願う

たまに見る悪い夢も全部

思い込みだったらよかったな

幻がまだ今も目の前で瞬いてる

目を背けて、星に願う

あの夜の日から

桜が少し怖くなった

誰かの絶望が胸に響く

また目を瞑ってしまいたくなる

あれほど望んだ日々が壊れたのは

僕のせいでしょうか

ありふれた日々のままでいい

つまらない毎日のままでいい

ただあなたが、僕らが

笑っていれるなら

また変わらず星に願う

悪い夢が胸を掬っても

怖い思いが心を染めても

なにもできやしないから

せめて星空を見せてあげる！

だからほら、

願い事をしようか。