Melancholy prayer evening Front Cover

Lyric

Melancholy prayer evening

Sasahune

今思えばだけどさ

やり遂げたことはあったかな

青春を切り売りして

夢を目指していたよ

生温い夜風が運ぶのは

街灯と月に照らされた過去の僕

夢追い人が老いぬように

フリーターに振り回されぬように

あるよ 人間生きてりゃなんて

無責任なことを言わないで

体温を奪うこの夕方の風に

涙するの許してくれ

僕は今でもずっと手探りで

苦し紛れの笑顔さよならで

ごめんな ごめんな

明日はどうか晴れて

ただそこに在ることもやっとだった僕だから

かろうじて息継ぎをする

街路樹と似たものだ

今日は雨が降るらしい

だから元気がなくてもいいよ

走り続けることはもう

無理だと分かったから

僕はどこへ向かっているの?

もうあの日の僕はここにはいない

みたい

器用に生きることだけが

出来りゃこんな歌は歌わない

夏が暮れていく 雲は形を変える

日暮を憂いと呼ぶ

僕は今でもずっと出来損ない

空いた穴を埋める術はない

さよなら さよなら

出来ないから今日も歌う

くたびれたネームプレート越しに

背を曲げて歩くあの日の僕に

「無駄じゃなかった」

そう伝えたいけれど

まだ今は早いみたい

赤に染まる空を見上げたとき

憂鬱で暮れる日がそこにある

夜は怖いか 朝は怖いか

そうか でも明日を考える

僕は夕日を見送った先に

やさしい夜がただそこにあると

願う 祈る

憂去れば 雨上がり

  • Lyricist

    Sasahune

  • Composer

    Sasahune

Melancholy prayer evening Front Cover

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