歌詞

君の胸のたおやかに咲くひとつ

透明な声が色づくように息吹く

君の生きた轍の薫る季節

透明な僕の陰も鮮明に

花びらが宙を舞って爆ぜたみたい

あの春もあの夏も変わらずに

青に光れ 僕の陽の鞠

あの月もあの星もつゆ知らず

歩いていく 君を歌にする

君の指の艶やかに舐むひとつ

遠目に見てた 火傷しないように

君の生きた轍の薫る季節

透明な僕はただ…

春を知ったように咲いて

秋を惜しむように散って

あの雪化粧すらも綺麗だったのは

月に 風に 花に

重ねようと思えば

水に 柳 枯れ木

どれも君じゃないんだ

嘆き 陰り 揺らぎ

僕のそれを覗けば

祈り 光 命

君が描けるのさ

あの秋もあの冬も変わらずに

空に惹かれ 君の意のまに

あの空もあの雲も追いかけながら

僕は描く 君は歌になる

優しさも愛しさも

輝くような 僕の歌になれ

悲しさも寂しさも

照らすは全部 みんな歌になれ

白く光る君は陽の鞠