

あれほど夢を見てきたのにさ
あの八月の頭に
春が来てから
ただひたすら泳いでた
それも無駄になった
僕も大人になる
夢も儚く終わる
毎日を眩暈のする速さで
泳いでいたから
大事なことに
気づいていることなんか
今日のこの少しも
考えてない
人間を過度に嫌っている
人任せしてくるから
だから僕は
この日々を泳いで生きた
水は冷える
これやって。
ああ、分かりました。
お前らもあんたらも
皆、嫌いで
流れて往く、嗚呼流れて行く
それならさ僕は溺れる
海を泳いだ夏を行く
君の手の平を振り払って
友達もいらないから
今日もこの速さで泳がせて
きっと僕なら
あの町だって往く
それがいつか
僕は分からないけど
今日も泳ぐ
潮風を頼りに
もう何もない
毎日を眩暈のする速さで
泳いでいたから
大切なことに
気づかないのだ
どうかこのままの僕でいたい
そうだろう
そうだろう。
- 作詞者
音海時雨
- 作曲者
音海時雨

コトノハ の“泳いでいた”を
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- 1
あの日の情景
コトノハ
- 2
遠く
コトノハ
- 3
鵯
コトノハ
- 4
観葉植物
コトノハ
- 5
夏を待っている
コトノハ
- 6
空泳ぐ少年
コトノハ
- 7
青空と制服、プールサイド
コトノハ
- 8
佳景
コトノハ
- 9
月影
コトノハ
- 10
雲隠れ
コトノハ
- 11
一寸先
コトノハ
- 12
暮れて行く
コトノハ
- 13
夜風に波立つ
コトノハ
- 14
時空
コトノハ
- ⚫︎
泳いでいた
コトノハ
アーティスト情報
コトノハ
2023年7月に結成された音楽ユニット「コトノハ」。 作詞作曲 ‘音海時雨’ とボーカル ‘シア’ で構成。 持ち前の「音海時雨サウンド」とシアの歌声でコトノハの世界観に引き込まれる。 コトノハの紡ぐ一曲一曲が大きな物語へと変わっていく。
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