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ヒップホップ・カルチャーは1973年、NYはセジウィック・アヴェニューにある団地で行われたブロック・パーティーから
始まったとされている。その他、ブロンクス・リバーやクイーンズ・ブリッジの団地などでヒップホップ・カルチャーは育まれた。NASやMCシャン、ロクサーヌ・シャンテなど、プロジェクト出身のラッパーは多い。そして彼らはここを『プロジェクト』またの名を『ゲットー』と呼ぶ。

一方、東京のど真ん中、ベイエリアに足を運ぶと時空のスポットの如く突然現れる異様な空間、いわゆる辰巳団地だ。生まれゆく生命の産声と去りゆく者の嘆きが交差し、細やかな幸せと、ある意味人間らしい営みがここにはある。15年前ここに移り住んだCAKE-Kは「これこそヒップホップの住む町」と感銘を受け『辰巳ハウジング・プロジェクト』と呼び、リアルなヒップホップ・ライフを体現してきた。そんなこの町も2020年の東京オリンピックをきっかけに取り壊しが決まり、様変わりしようとしている、相次ぐ孤独死や都心の空洞化など様々な問題を残して・・・。

レジェンドCAKE-Kが長年に渡り書き留めた思いを今ヴァースに吐き出す。時代の波に飲み込まれていく昭和の遺産を目撃してほしい。

Artist Profile

  • CAKE-K

    ジャパニーズヒップホップの創成期を築いたキーパーソンの一人。 ブレイキングに関しては、ブレイキング界のレジェンドたちが賞賛する存在。 ラップに関しては、キャリアと技術において日本語ラップの頂点に君臨、CAKE-K無くしてシーンを語ることはできない。 1984年高校の友人だったホリエ(現・Harucalloway)と実弟のサブローとでブレイキング・クルー『ミスティック・ムーヴァース』結成、 原宿ホコ天ではユニフォームを揃えショーを目的として活動をした最初のブレイキング・クルーということになる。 1986年ブレイク・ダンス冬の時代到来をきっかけにラップに目覚める。 1987年ケニーBと結成したラップグループ『ザ・ホームボーイ』に影響を受け、 日本語ラップの父であるBELLやクレイジーAがラッパーに転向し始める。 1989年伝説のユニット『B-FRESH POSSE』に所属。 (当時の主要メンバーはMC BELL、CAKE-K、MURO、DJ BEAT、DJ KRUSH、DJ SEIJI) その後メンバーを再編成し、BELLとDJ BEATとで『B-FRESH』結成。 1990年の自主制作盤『SHE SAID』発表をきっかけに1991年キングレコードと契約。 シングル、アルバム、リミックス・アルバム、ベスト・アルバムなどリリース。 2004年ファーストソロアルバム『ぼくらの必修科目』リリース。 現在、レーベルboomistaのアーティスト、プロデューサーとしても活躍中。 YouTubeチャンネル『082TV』のホストとしても出演、日本ヒップホップの有益な情報を発信している。

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