歌詞

遠く響いた　花火の音　落としてきた　透明な日

割れた記憶　あやふやで　あれよりそれが前だっけ

心拍は　今も鳴いている　君が居ないまま　静かに

届いたって　手が触れたって　もう喉は震えないのに

喜劇のようで笑えない情景

買えるほど安くもない肯定

忘れることに器用だったら

記憶はただ綺麗だろうね

「繋いだ手の体温は　陽の下じゃ暑かったなあ」

それで良いと願っていた　「大切だ」って笑っていた

空はまだ　高くあって　電線さえ近いようで

届くかな　伸ばす手は　ひとりだって　暑いままで

君は今も憶えてる？　ふたりだけの約束を

傘は閉じて　平気だね　二度と会うことも無いでしょう

首輪の無い子猫の希望と

花弁の落ちたエーデルワイス

憐れむことも綺麗ではなくて

涸れた胸にただ感情を

揺らいだ声の残像が　耳鳴りみたいだった　ただ

それも良いと祈っていた　「忘れないように」って

密やかに

上手に笑えていますか？

届くことは無いけど

上手に忘れていますか？

少しだけ哀しいけど

呼吸は楽でしょうか？

ふたり　約束の日よりも

繋いだ手の体温は　もう嘘みたいだなあ

揺らいだ声の残像が　耳鳴りみたいだった　ただ

それも良いと祈っていた

「繋いだ手の体温は　陽の下じゃ暑かったなあ」

それで良いと願っていた　「大切だ」って 本当だった

君が摘んだ白い花　あまりに綺麗だったなあ

違う命で会えたなら　ふたり　いつまでもいれるかな