Lyric

よるのまほうが　ふりそそぐ

ひとりきりの　へやのなか

とじたこころに　そっとふれて

あしたへ　つづくひかり

まどにゆれる　つきのひかり

だれかのこと　おもいだす

ことばにならぬ　きもちたち

いまもまだ　そこにいる

まよいながら　すすむみち

まっくらでも　とまらない

よるのまほうが　ささやいた

「たいせつなものは　きえないよ」

なみだも　ためいきも

やさしく　つつんでくれる

きえそうな　ほしのこえに

みみをすまし　いきをととのえる

だれにもいえない　ねがいごと

きょうだけは　ゆるしてね

いたみさえも　わたしのいろ

それでいいと　いえるように

よるのまほうが　てらしてる

こころのすみの　ぬくもりを

ふるえるゆびで　つたえたい

ほんとうの　ありがとうを

よるはやがて　あけていく

ねむるまちに　あさがくる

だけどこのよる　わたしだけの

たいせつな　きおくになる

よるのまほうが　ふりそそぐ

ひとりきりの　へやのなか

とじたこころに　そっとふれて

あしたへ　つづくひかり