

ベイベー
歌ってなんかいないで
じっとして黙ってるだけなら一生無理さ
大してそう
歌にするようなことしてなくても
何か物足りないような気がする
この町に俺が求める刺激はこいつさ
灰にしてゴー
燃やしてこ
残りの日を
吹き醒ませ命の火
志摩の灯火
どこまでも揺れる炎がメラメラ燃えてるぜ
ベイベー
とにかく苦しまないで
これからもあなたの人生を楽しんでおくれ
愛してゴー
愛してるよ
いつでもよ
今俺がリアルタイムに歌う
この歌が流れる未来が俺の夢さ
大してそう
歌にするようなことしてないけど
吹き醒ませ命の火
志摩の灯火
どこまでも揺れる舟がユラユラ揺れてるぜ
- 作詞者
中村悠真
- 作曲者
中村悠真

中村悠真 の“火をつける”を
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- 1
人生の歌
中村悠真
- 2
ギター
中村悠真
- 3
生きているとは
中村悠真
- 4
びっくりするジャマイカ
中村悠真
- 5
セージが枯れた
中村悠真
- 6
何かしたいんやろ
中村悠真
- ⚫︎
火をつける
中村悠真
- 8
ある (ver.1)
中村悠真
- 9
ある (ver.2)
中村悠真
- 10
海
中村悠真
- 11
ええ夜ええ方へ
中村悠真
- 12
どこか遠くのサウナには
中村悠真
これは生きている仲間へ、仕事とは違った、ある遊び方の提示である。
「人のためにもならず、学問の進歩に役立つわけでもなく、真実をきわめることもなく、記録を作るためのものでもなく、血湧き肉躍る冒険活劇でもなく、まるで何の意味もなく、誰にでも可能で、しかし、およそ酔狂な奴でなくてはしそうにないことを、やりたかったのだ。」
沢木耕太郎の深夜特急に記された一文を読んだ19歳の俺は、37歳になった今もそのスタンスこそ遊び方の最高峰だと考えている。
生まれ故郷の伊勢志摩の奥の方、家族や仲間と日々を暮らす副業禁止、安定志向の地方公務員が、どのように遊び、何を示すのか。
仕事柄、「家が火事になったら、何を持ち出す?」と妻に問うたところ、「ギター」ということであったので、我が家の家宝はこのギターとなり、これさえあれば家族の心に光が差し、なんとかなるかもしれないと思い至った。
興味を持った様々なことを、ある程度頑張らなければ楽しめないぐらいはやってきた。
一人旅では早朝のカオサンロードで目を覚まし、スケボーではB7 EAST SHOPのナイアガラからドロップイン、素潜りでは波に流されぬようアラメを強く握り、弾き語りではたった一人ステージに立ち、自作の歌を歌っている。
誰にでも可能で、しかし、およそ酔狂な奴でなくてはしそうにない。
大人もそれぐらいは、遊べよと思っている。
志摩に生きている大人達が、楽しく遊んでいる姿を見せずして、どのように子供達がこの志摩で生きていきたいと考えるのだろう。
今、自分の歌が音源になっている。
大好きな仲間達の最高の遊びと仕事に触れて、新たな家宝が出来上がり、仲間の娘が俺の歌を口ずさんでいた。
いつの間にか蒔いた種は、真っ直ぐに育ち、常に明るい方へと向かっている。
皆それぞれの舟に乗り、オールを持っている。