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J.A.K.A.M.名義、3年半ぶりの新作「FRAGMENTS」

2020年から2023年にインド、パキスタンに出向き、土地土地で人びとと交えながら、フィールドレコーディング、伝統楽器を収録し、ミックスし、ダブ処理を加えJ.A.K.A.M
の作品と昇華したクラブ・オーケストレーション

J.A.K.A.M.ことMOOCHYのキャリアは、パンク/ハードコア/ヒップホップに始まり、ジャングル/ドラムンベース、ハウス/テクノ、トライバル、ジャズ、ワールドミュージックなどを貪り尽くし、DJ/バンド/プロデューサーの枠を超え、時代や流行りをも超えて存在している。ゆえに立ち位置は、常にアンダーグラウンドかつストリートからの発信であった。   
彼は、常に今鳴るべき音を確信し、両足で踏みしめながら、大陸規模の野生の音を鳴らし続けている。
スリーピースのジャンクバンド、EVIL POWERS MEのフロントマンであった彼は、その野蛮な攻撃性を武器にしてライブハウスシーンで頭角を現わし、それと平行してリズムフリークスという伝説のドラムンベースパーティーにおいてDJブースに現れ、ふてぶてしいままフロアのクラウドを熱狂乱させていた。やがて遂にドラムンベースががハイプなものになると同時に、ダンスミュージックが本来あるべく姿のクロスオーヴァーに移行していき、貪欲なまでに様々なビートと、世界中のトライブから発せられるエネルギーを身にまとい、それをジャパニーズオリジナルへと進化させていった。
また、彼はバンドをジャパニーズレイヴカルチャーとも交差させ、そして進化させ、フリーフォームな形態のエレクトロニクス・ジャムバンド、NXS(ネクサス)や、これも伝説のアーティスト、マドモアゼル朱鷺を有するTULULULUSなどを主宰。PAも自身で手掛けるようになり、引き続きライブシーンにおいてもその名を轟かせていた。
ソロでは、J.A.K.A.M.(JUZU aka MOOCHY)として、今までに5枚のフルアルバムをリリースし、シングルは数えきれない枚数を、自身のレーベル“CROSSPOINT”よりカットしている。そしてこれらのレコードは、今現在もフロアクラシックとして、世界中のどこかの現場で鳴り続けている。

さて、J.A.K.A.M.名義では、3年半ぶりの新作「FRAGMENTS」は、近年の彼の充実した活動が反映された重厚かつ、自由な空間性(これがダブであると思う)が強調された、どこにも属さないがトライバルなダンスビートに、どこか記憶の片隅では覚えているようなエスニックなメロディラインが乗っかった、組曲のようなアルバム。全12曲が夢見心地のまま、流れていく。いや、ただ流れていくだけではなく、あくまで目線は土着というか、生活音に混ざり、そこではっきりと意思となり蓄積されていく音が存在する。2020年にインド、2023年にパキスタンに出向き、土地土地で人びとと生活を交えながら、フィールドレコーディングや、伝統楽器を収録。それらを国内の腕の立つ演奏陣を交えミックスし、またダブ処理することにより産まれた、オーケストレーションの妙というべきか。さながら、ON-Uの伝説的アルバム、CREATION REBELのStarship Africaにも似た感触が味わえる、2023年アジアから産み落とされた強烈なアンサーとしても愛聴して欲しい。まさにストリートから逸品の誕生である。

アーティスト情報

  • J.A.K.A.M.

    J.A.K.A.M.(MOOCHY)は、パンク、ハードコア、ヒップホップからスタートし、ジャングル、ドラムンベース、ハウス、テクノ、トライバル、ジャズ、ワールドミュージックなど多岐にわたる音楽を消化。彼の音楽は、アンダーグラウンドとストリートからの発信であり、DJ、バンド、プロデューサーの枠を超えている。EVIL POWERS MEのフロントマンとして活躍し、リズムフリークスのドラムンベースパーティーでDJとしても頭角を現わす。彼はダンスミュージックのクロスオーバーに貢献し、多様なビートとエネルギーを日本独自の形に進化させた。バンドやNXS、TULULULUSのリーダーとしても活動し、PAも手掛ける。J.A.K.A.M.名義で5枚のフルアルバムと数多くのシングルをリリースし、フロアクラシックとして世界中で鳴らされ続けている。新作「FRAGMENTS」は、トライバルなダンスビートとエスニックなメロディラインが特徴のアルバムで、インド、パキスタンでのフィールドレコーディングや伝統楽器を融合し、独自のオーケストレーションを作り上げている。

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CROSSPOINT