1122のジャケット写真

歌詞

眠ラヌ姫

ayatopia

前触れもなしで君は

たやすく糸を切り

すべり台の向こうへ

とんで逃げてった

おとぎ話

夕立ち前の空から

つるぎの雨が降ってきて

ぼーっと見てた私を

すっ、とかすめたら

体中がひりひりしみた

誰かの涙が 空まで昇りきれず

また落ちてきたのでしょう?

長い夜 眠り姫には

なれそうもないから

痛みでも目が覚めるなら

激しく降って どうか、

激しく降って

座り過ぎてた椅子から

急に立ち上がってみると

確かだった言葉が

さっ、と青ざめて

嘘みたいに全部消えた

そわそわとざわめいて

さまよって見失って

君はどこにいるのでしょう?

朝が来る方法なんて

知らないで生きてる

「おはよう」を言って眠ろう

夢で会いたい そうだ、

夢で会えるなら

長い夜 眠り姫には

なれそうもないから

痛みでも目が覚めるなら

激しく降って どうか、

激しく降って

  • 作詞

    ayatopia

  • 作曲

    りょうこキャロライン

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シンガソングライターayatopia、待望のファーストアルバム。フォーク、レゲエ、ジャズ等の様々なエッセンスを独自のユーモアとシュールな感性でポップにミックスした全9曲。鋭い言葉で切り取った人生の不条理や恋愛の生々しい痛みを、淡々と、時には情感を込めて歌う彼女の声の素朴さと透明感に強烈に惹き込まれる。今回、3曲をベルリン在住の日本人ビートメイカー"Katachi Beats(Y-Bit Music)"がダブでコンポーズ。房総半島の果ての自然豊かな町で制作された、儚くも女性的な普遍の生命力を感じさせる傑作。

アーティスト情報

  • ayatopia

    福島県いわき市生まれ。日常のささいな思いをぼそぼそっと歌にする、フォーキーで少しトロピカルなシンガソングライター。2011年、モダンフォークトリオ「ミディアムトレンチ」の「最中小豆」として作詞・作曲、ヴォーカルを担当するが、2013年に活動休止。その後、ソロユニット「ayatopia(アヤトピア)」名義でギター、ウクレレの弾き語りを始め、都内を中心にライブ活動を続ける。2019年、1st Album「1122」を発表。ハワイと台湾と雪山と珊瑚礁が好き。

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