リリース予定日

2022-05-20

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2021年に発表した2ndアルバム『SHISHIMAI』でアーティストとしての表現力の拡大に成功し、高い評価を獲得したLeon Fanourakis。貪欲にハードなラップをスピットする若き獅子からのステップアップを続ける彼の表現欲が衰えるはずもなく、僅か1年のスパンで濃密な16曲をパッケージしたニュー・アルバム『MUSA』(ムーサ)を完成させた。
 
 これまでもNY出身のラッパー:AKTHESAVIOR とのコラボ作をリリースするなど、日本に留まらない交流を作品に反映させてきた Leon。今作もプロデュース陣はこれまでの彼の諸作でお馴染みの YamieZimmerや NOCONOCO、DJ U-LEE(YENTOWN)などの日本人トラック・メイカーたちはもちろんのこと、USで活動する日本人プロデューサーのYung Xanseiやバージニア出身のFULMETALPARKA$、フロリダ出身でJuice WRLDのプロデュースを手掛けたことでも知られるMitch Mula(2021年に配信されたLeonのシングル「FOCUS」も手掛けている)といったUSのビート・メイカーたちも多数参加。先行で配信リリースされる「FLIP」も、過去にwifisfuneralやKEY!のプロデュースで知られ、フロリダ出身のDVMN NVBEELがプロデュースを手掛けていて、昨年、Leonが渡米した際にセッションして交流を深めた相手だという。
 
 また、『SHISHIMAI』でも豪華な客演陣が目を引いたが、今作でもBAD HOPからT-PablowとBenjazzy、先日メジャー・デビューを果たしたElle Teresa、レーベルメイトのWILYWNKAや旧友のVA$COといった興味深いラインナップの客演陣となっている。
 
 Leon自身のラップに耳を傾けると、『SHISHIMAI』ではメロディを載せたフロウなどにも積極的に挑戦した彼が、今作では更にそういった表現面でのラップ・スキル向上に挑んでいる点に注目すべきだ。彼のお家芸とも言える、ハードに響く808ベースとTRAPビートの上で縦横無尽にサヴェージなライムが放たれるバンガーの数々はもちろんのこと、切ないギター・ループに程よいメロディが彼のフリーな思想が歌われているリリックともハマる「JIYUU KIMAMA」のような楽曲もあり、音楽性/リリック共に彼のアーティストとしてのキャパシティが拡がってきていることに気付かされる。また、自分の主張と共に、リスナーたちに問いかけたりポジティヴなメッセージで激を飛ばしているリリックが多いのも印象的だ。
 
 ギリシャをルーツに持つLeonらしい、ギリシャ神話に登場する女神たちを指す『MUSA』(英語ではミューズと呼ばれる)という言葉をタイトルに掲げた本作。ムーサとは文芸を司る女神たちのこと。このタイトルも踏まえると、今作はラップという“アート”に向き合い続けるLeonの誇りと覚悟が顕わになったアルバム、という解釈が出来るのかもしれない。そして、本作を聴いて筆者の推測に同感してくれるリスナーも多いのではないだろうか?

伊藤雄介(音楽ライター/プロデューサー)

アーティスト情報

  • Leon Fanourakis

    Leon Fanourakis (レオン・ファノラキス) 「第8回高校生ラップ選手権」(2015年)と「ラップスタア誕生! シーズン2」(2018年)で優勝した経験を持つラッパー。 母親はR&Bやロックのシンガー、父親はDJ、ドラム、ギターなど楽器全般ができるという音楽家族に生まれる。
 14歳の時にはラップをはじめ、ラップキャリア1年目にして2014年の「横浜レゲエ祭」出演を賭けた「ROAD TO 横浜 レゲエ祭」に唯一のラッパーとして出場した。2018年の春にEP「BEAT TO DEATH」をリリース。

2019年には自身のファーストアルバム『CHIMAIRA』(キマイラ)をリリースし、8月に渋谷WWWで開催されたワンマンライブはソールドアウト。 2020年4月にニューヨーク出身の人気ラップデュオ 「The Underachievers」から AK THE SAVIOR (エーケー・ザ・セービアー) と初の日米コラボEP 「FLATBU$H ¥EN」(フラットブッシュ・イェン)をリリース。同年の8月に約一年ぶりにソロ名義の楽曲「NO LIGHTS / TOBASE!」を配信リリースした。 2021年1月22日(金)にはセカンドアルバム『SHISHIMAI』(シシマイ)をリリース。 アルバムリリースを引っ提げ、全国12ヶ所にてクラブツアーを行い、ファイナルであるLIQUIDROOM TOKYOでのワンマンライブはソールドアウトとなった。アルバムのリード曲である「CHAMPION feat. LEX」のMVはYouTubeにて200万回以上再生されており、地元横浜の盟友SANTAWORLDVIEWとralphを迎えてのリミックスも話題となった。2021年11月にはフロリダ出身でJuice WRLDのプロデュースを手掛けたことでも知られるビートメイカーMitch Mulaとのシングル「FOCUS」を配信リリース。 2022 年 5 月 20 日には 16 曲入りの 3rd アルバム『MUSA』を配信リリース。ギリシャ神話に登場する女神たちを指す『MUSA』 (英語ではミューズと呼ばれる)という言葉をタイトルに掲げた作品となっている。

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