歌詞

恋衣

音葉文庫

次の休みも会えないって言ってた

強がって返した

「了解」の二文字

そうやっていつしか

誘えなくなってた

穏やかな春の終わり

寝る前の数時間

たまに声が聞ける

物足りない

でも明日は早いから

そうやっていつしか

心ごと離れてた

桜が散り始めた

あなたがいないまま

春は過ぎて

待てど暮らせど

染まる恋衣

会いたくて

会えなくて

涙こらえて

でも溢れてしまうの

甘いのは苦手

基本夜型で

洋画は字幕派

涙もろいとこも

知れば知るほど

”同じ”は増えてくのに

心の距離は

ずっと埋まらないの

あなたがいたらきっと

冬も愛せて

ふわり桜のように

笑えたでしょう

隠そうと、笑おうと

すればするほど

ただ溢れてしまうの

次の休みも会えないって言ってた

強がって返した

「了解」の二文字

そうやって明日も

その次も、もっと先も

次の春も同じでしょ

あなたの笑顔が声が、匂いが

桜の散る速さで霞んでいく

会いたくて

会えなくて

涙こらえて

もう涙も枯れて

でも溢れてしまうの

作詞者
yoss
作曲者
yoss
プロデューサー
音葉文庫
レコーディングエンジニア
ヲクヤマ
ミキシングエンジニア
傘葱
マスタリングエンジニア
傘葱
グラフィックデザイン
in
ボーカル
凪葵, 千鎖
プログラミング
yoss

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『恋衣』は、時間とともに少しずつ心の距離が開いていく二人の関係を、女性視点でリアルに書いた楽曲。会いたい気持ちを飲み込みながら、関係が少しずつほどけていく切なさを、繊細な言葉とメロディで丁寧に紡いでいる。
ピアノとアコースティックギターによるシンプルで温かなサウンドメイクが印象的で、冒頭の静けさからサビにかけてのダイナミックな展開は、恋仲に訪れた静かな変化を象徴的に表現している。

本楽曲は、シンガー凪葵と、音楽ユニット“ミセカイ”より千鎖の二人をボーカルに迎えた、デュエット形式。柔らかく澄んだ凪葵の歌声と、繊細でしなやかな千鎖の歌声が、美しい対旋律を織りなしている。

楽曲制作は、音楽ユニット“miolly”のコンポーザーyossが担当。キャッチーで耳馴染みの良いメロディと、温もりのあるアレンジで楽曲の世界観を構築している。